懐かしい本

自宅の仕事部屋からあれこれと新しい事務所にモノを移動しております。

新しい環境をイチから作るのは本当に骨が折れます。
重くてかさばる資料や参考本も、手で持っていけるものは日々持ち込んでいます。

そんなことをしていると、本棚の奥からすっかり忘れていた本が何冊も出てきます。

ブランディングやセールスプロモーションに関する本、大判サイズのデザイン資料、なぜかタイ語の教則本(CD付き)、保険や事務に関する本など、仕事に関するものから全く関係ないものまでたくさんあります。
そりゃ読まなくなった本を捨てていないんだから、部屋も狭くなるはずです。

そしてふと目についたのが可愛らしいデザインを集めた図版集。
ピエ・ブックスがよく出してるようなアレです。

まだまだ大きい方の本棚Zには掘り起こしていない本もありますが、とりあえず出てきたのは冒頭の写真の4冊。

  • 北欧のかわいいデザインたち…その名の通り、北欧4ヶ国の可愛らしいパッケージやサイン、広告等のデザインが国別にまとめてあります。ちなみに他の国々のデザインをまとめたシリーズもあります。
  • チェコのマッチラベル…チェコスロバキアのマッチラベルをひたすら眺められる本。こういうのが好きな人はかなりキュンとくるはず。ちなみに僕自身もむかしマッチ箱を手当たり次第に集めてたので特に好きな本でした。
  • パリのひとびと…パリのおしゃれな人々や街並みをただただ眺める本。ずっと忘れてましたが、僕もこの本の制作に参加してたのでした(献本)。
  • おいしいご当地 スーパーマーケット…確か渋谷のヒカリエでこの展示を見に行った時パッケージデザインの参考に買った気がします。当時の展示を見ながらも思いましたが、やっぱりこういう本は実際の什器に陳列した状態で見たいなと思いました。

久し振りに読み返してみると、やっぱりこういう本って心が和みます。
好きな芸能人の写真集を眺めるのと同じようなものでしょうか。

最近はたまにビジネスや販売促進に関する本しか読まなくなった(もっと言えば本自体読まなくなってきてた)ので、たまには時間を作って本屋に行ってこういう心を満たしてくれる本との出会いを作らなきゃな、と思いました。

ついでに、私がむかし集めてたマッチラベル。
有名な手羽先居酒屋チェーンのものまでしっかり集めてたようです。当時はまだ本格的に東京進出していなかったような…。
しかし禁煙してからもう数十年もたってしまい、当時たくさんあったコレクションもすっかり減ってしまいました。

引っ越します

フリーになってからずっと自宅を仕事場として活動してきましたが、このたび中央区は神田にレンタルオフィスを借りる事にしました。

自宅勤務、人によって向き不向きが割と大きいと思います。
昨今のコロナ禍によるリモートワークで、自分が自宅勤務に向いてるかどうかを自覚した人も多いのではないでしょうか?

満員電車に乗る必要もなく、自分のペースを守りやすい環境での仕事が心地よくて(そもそも職場がキライだったりとかもあったり)ずっとリモートで良いと思った人もいるでしょうし、やはり職場の方が仕事を進める上では便利だと痛感した人もいるでしょう。

僕は特に向いている向いていないではなく、なんとなくの流れでずっと自宅にいたので…今回の引っ越しでそれが分かるのではないかと楽しみにしています。
とうぜん会社に勤めていた頃は当然毎日通勤していたのですが、15年近く自宅で働いていたので外で働くと言う感覚を完全に忘れてしまいました。

ただ、自宅で働いていたおかげで子供の成長を見逃す事なく過ごせたのは良かったかなとは思っています。
何しろ独立した年に子供が生まれたので(今考えると恐ろしいタイミングです)。

結局「やっぱり自宅で働くのが一番」となるか「外の方がメリハリがあって良い」になるのかは分かりませんが(どちらも一長一短あるでしょうし)…とりあえず心機一転で頑張ろうと思います。

…という気持ちを忘れないために、今回このブログを書いてみました。

もう冬の足音が聞こえてきます